L'art de croire             竹下節子ブログ

オンフレイがフロイトにかみついた

 Michel Onfray の宗教攻撃無神論本は、気持ちは分かるがブリミィティヴだなあと日ごろ思っていた。獲物を追う狩人みたいな人だが、狩りの季節も狩場も道具もかみあってないよ、という感じだった。

 そのオンフレイが今度は同じく無神論仲間のフロイト大先生を「裸の王様」だと噛みついた。フロイトは自分でも精神分析学は科学でなくて冒険家だと言っていたそうだ。

 フロイトの生い立ちがまたすさまじく、その自分の生い立ちを基に世界観を築いたので、最初に理論ありき、後は、こじつけに継ぐこじつけで、まるで、陰謀論世界観構築の構造と似ている。

 これほど「あやしい」のはかなり分かっているのに、ツールとして使いまわしができるせいか、何よりも、高価な「治療」が産業として成り立っているからか、ユングなど別の方向に流れたりして境界が曖昧になって、周辺部では水増し正常化とプラグマティックな方法論とニューエイジ系オカルトに吸収された部分とが混在してるからか、いまさら、「教祖」フロイトをわざわざあげつらって嘲う人はいない。オンフレイくらいだろうな。読めば楽しめるかもしれない。後はカントの性生活のJean-Baptiste Botul くらいかも。
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by mariastella | 2010-04-18 20:01 | 雑感
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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