L'art de croire             竹下節子ブログ

montreuilのアトリエ公開

パリやパリの近郊では、アーティストのアトリエ公開日を設けているところが少なくない。

私の住んでいる町でも、同じ通りに画家のアトリエがあり、プロの音楽家が住んでいるうちも何件かある。

公開日には、いろいろな場所でいろいろな人と話ができて楽しい。

パリ市内にはいわゆるアパルトマンの集合住宅がほとんどだから、アーティストには不便だ。金をかけて完全防音設備をつくったり、倉庫を全面的に改造したりする人もいるが、金のないアーティストには手が出ない。

モンパルナスやモンマルトルといったアーティストの町も、元はといえば、パリの外れであって家賃が安かったのでアーティストが集まった新興地域だった。

モントルィユは、パリに接しているが、移民も多くいわゆる治安の悪い町という印象だったのだが、なんと、パリを囲むイール・ド・フランス県で最もアーティスト人口が多く、前市民の8-10%を占めているという。

この週末には、600人のアーティストが参加して、公の会場やグループ展意外に174の個人のアトリエが公開された。市の配布する地図を片手にいろいろな所をめぐることができる。

http://www.montreuil.fr/culture/ateliers/

5月の末に私が海軍省で主催した東日本大震災チャリティコンサートに出席してくれた日仏カップルがいて、彼らから案内をもらって出かけた。

http://www.kojimoroi.com/

師井さんは私とほぼ同世代の人で、ほぼ同じ頃フランスに来た人で、時の流れを共有している感じがした。

シルクスクリーンの作品をいくつか購入。

一番気に行ったのは海の上を飛ぶ一匹の蝶々。

去年東京で見た山種美術館で

前田青邨86歳のときの小品『鶺鴒』で、「たらしこみ」の手法の青い海を背景に一羽飛ぶ白い鶺鴒の鮮烈さが脳裏に焼きついていたのだが、それが戻ってきた。

私のアソシエーションで、私たちの演奏のテーマと合わせた作品を新たに何か創ったり構成したりして、いっしょに何かしましょうという話になった。

アートの無償性みたいなものがはっきり見えている場所で新しいことを企画するのは本当に心躍るぜいたくだ。

ミオンの『精霊の踊り』で喚起される四代元素をテーマに何か構成してみたい。
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by mariastella | 2011-10-16 23:51 | アート
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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