L'art de croire             竹下節子ブログ

Occupy Wall Street

NYのWall Street の近くで投資家や富裕層による富の独占に抗議しているoccupy Wall Street運動の人たちをフランスから見ていて、一番、我彼の差を感じるのは、9 月17日以来彼らがデモの拠点として占拠している場所のことだ。

占拠者が野営しているのはWall Streetから200mほどのZucotti Parkだが、そこはなんと、Brookfield Propertiesという会社が所有している私有地なのだそうだ。

9.11の後で800万ドルをかけて改修したそうで、Zucottiというのは、社長の名前である。
イタリア系で、このパークにWTCの廃材「十字架」を誘致したこともあり、カトリック教会も近いから、カトリックなのだろう。

占拠者たちはZucotti がこの運動に共感していると称している(CHARLIE HEBDO 1012/15)。

実際、私有地であるから、基本的に持ち主の依頼なく警察が介入することができない。だから7週間も占拠できるのだ。

この「占拠」のことを、08年末~09年1月の日比谷公園の年越し派遣村にたとえる人もいるが、年越しは文字通り年越しで、1週間も続かなかったし、雰囲気もまったく違う気がする。

パークで毎夕開催されるコンサートで楽しそうに掲げられる「Arrest the Bankers」というプラカードの裏に「JESUS ♡ YOU」と書いてあったりするのも、いかにもアメリカ的だ。フランスでは考えられない。日本でももちろんあり得ないだろう。

現在50万ドルの寄付が集まっていて、それこそこれからちゃんと「年越し」できるほどオーガナイズされているらしい。

もちろんNY 警察は遠巻きに見張っていなくてはならないので、寒空で一番気の毒なのは、彼らかもしれない。
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by mariastella | 2011-11-10 07:41 | 雑感
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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