L'art de croire             竹下節子ブログ

ラカンとカトリック

ジャック・ラカンがカトリックの家庭に育ちイエズス会の教育を受け、弟にベネディクト会士は知っていたが、1974年にローマで記者会見をした時に、「本当の宗教とはどういう意味ですか」と聞かれて「本当の宗教とはローマ(カトリック)の宗教です」で答えていたとは知らなかった。

十字架のヨハネだとかシレジウスだとか、神秘主義者に興味を持っていたというのは分かる。

いわゆる「否定神学」にも。

カトリックのように一時期のヨーロッパの規範になり尽くした教義体系のある世界でそこから「突き抜けた」シンボリックな言葉で語る神秘主義者の世界は、必然的に精神分析学が探ろうとしている世界と似てくるということも分かるのだけれど。

ヨーロッパの知識人で、何らかのキリスト教の影響なしに思想を構築した人なんて存在するのだろうか…
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by mariastella | 2012-06-09 01:07 | 宗教
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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