L'art de croire             竹下節子ブログ

Troels Wörsel

Troels Wörselというデンマークのアーティストがいる。カタカナでなんと書くんだろう。

ポンピドーセンターにこの人の大きな馬の絵があって、すごく迫力がある。

http://www.cbx41.com/article-26338775.html

実はこの作品もいろいろな連作、習作になっていて、Troels Wörselの画像で検索したら写実的なものや、さまざまなトーンのものを見ることができる。

左向きの一頭の馬を真ん中で分けて背景によって味付けを変えたものだ。

「味付け」というのはこの画家が意識して使っている「料理する」という言葉にぴったりだ。

この馬のヴァリエーションは、調味料や盛り付けや付け合わせや食器をいろいろ変えてみたものだというのがよく分かる。

マチスにおけるアフォーダンスが「視覚」優先だったのに対して、Wörselは味覚に引き寄せているわけだが、右側の後半身がモノクロの「食材」状態で、左側に侵入した前半身が芳醇な味覚の至福に変身しているという感じが、オリジナルの前に立つとすごくよく伝わってきて、いつまでも眺めていたくなる。

おもしろい。
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by mariastella | 2012-06-13 01:23 | アート
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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