L'art de croire             竹下節子ブログ

教皇フランシスコとアンゲラ・メルケル

4月20日にメルケル首相を謁見したローマ教皇は、通常の20分を超えて、47分間を使い、ヨーロッパが無制限の自由経済、拝金主義から解放されるべきであること、一部の者の多大な利益が貧しい人をも潤すというのは全くの嘘であり、経済を管理して貧しい者を守るのは政府の務めであると強調したそうだ。

教皇は17日にも各国大使に向けて同様の趣旨のことを語っている。

こういう時、非ヨーロッパ人の教皇でよかったなと思う。ましてや、ドイツ人のベネディクト16世だったら、同国人のメルケルに対してそこまで言うのは微妙に難しかっただろう。

メルケルはキリスト教民主同盟で、ドイツは日曜日に店を開かないことではアングロサクソン国はもとよりフランスと比較してもずっと厳格である。

巨大な富の蓄積のあるマルチナショナルのカトリック教会の首長にそんなことを言われたくない、などと突っ込んではいけない。いろんな過去を持つカトリックの首長だからこそ遠慮なく正論を吐けばいいと思う。

ダライ・ラマなら、経済について語るより平和について語る方が似合っているような気がするが。

フランシスコ教皇の今の人気は半端でないので、あきらめずにキリスト教のいい部分を訴えていれば、何かが少しずつ動く可能性もあるかもしれない。
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by mariastella | 2013-05-22 01:28 | 宗教
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