L'art de croire             竹下節子ブログ

リシュリューの猫 その2

リシュリュー(1585-1642)は猫たちといっしょに寝ていた。
宮廷に猫部屋を用意して執務の時も必ず一匹はそばにおくようにした。
鶏のささみのパテを日に2回食べさせていた。
世話係が2人専任で、具合が悪い時は枢機卿の専属医が診た。

-Ludovic le Cruel とLudoviska

リュドヴィク・ル・クリュエル(残酷リュドヴィク)くん  

優秀なネズミ捕り猫だったらしい。
「残酷」というのは捕ったネズミを弄んだからだろう。
リュドヴィクという名はゲルマン起源でhlod (栄光)と wig(戦い)の組み合わせらしく、ここからフランク王クローヴィスの名やフランスのルイの名も派生した。
聖人の祝日にも聖ルイ王の日が適用される。

ルイ13世に仕えたリシュリューが自分の猫に「残酷リュドヴィク」などと名付けたのはそれなりの何かがあったのかと勘繰りたくなる。

リュドヴィスカちゃん 

ポーランドから来た雌猫。だからポーランド風の語尾をつけ加えたのだろう。
けれど、リュドヴィクと名が対になっているところを見ると、同時に献上されたきょうだい猫だったのだろうか。
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by mariastella | 2013-08-15 17:14 |
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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