L'art de croire             竹下節子ブログ

リシュリューの猫 その3

リシュリューは軍人になる教育を受けていた。海軍士官学校で、馬術、剣術、ダンスのレッスンも受けていた。バロック・バレーを踊っていたわけだ。

ところが司教になるはずだった兄が急に修道僧になると言いだしたので、家族の領地であるリュソンの司教になるべく進路を変更、ローマで4年間神学を学び、21歳で司教に任命された。

26歳が司教になれる最低年齢だったので洗礼証明書をごまかして26歳としたらしい。

さて、今回は

Mimi-Paillon とMounard le Fougueux

ミミ・パイヨンはアンゴラの雌猫

ミミは日本の「タマ」のように今でもフランスの猫のスタンダードな名前だ。フランスの猫は「ミィアウ」となくことになっているから鳴き声に由来する名前だろう。
ミミはミニヨン(mignon=かわいい)にも通じる。
今のフランス語で「mimi」と言えば「カワイー」ということ。猫一般の愛称、何でもかわいいものの愛称にもなっている。

パイヨンは鳥がピヨピヨと囀る感じだ。小柄でかわいい声でよく鳴く甘えん坊な猫を想像する。

ムナール・ル・フグー(勇みのムナール)くんはいたずら好きで喧嘩好きでおしゃべりな雄猫だったそうだ。

ムナールとは鋭い声を発する空想上の動物で、mouton(ムトン、羊)とrenard (ルナール、キツネ)または canard (アヒル)の合いの子だという説もある。
羊の鳴き声とアヒルの鳴き声を混ぜたようになく猫を見て「こりゃ、ムナールだ」と名付けたというエピソードが今のウェブにも載っているくらいだから、勇みのムナールくんも、「ギャアアー」と独特の鳴き声を発しては喧嘩に出かけていたのかもしれない。
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by mariastella | 2013-08-16 07:03 |
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