L'art de croire             竹下節子ブログ

近況

しばらく更新していなかったので「心配」という方がいたので、ごあいさつのみ。

第一次大戦の続きについてはいつか書きます。

大筋は、第一次大戦によって、フランスの保守陣営も共和国主義者もカトリックも、みんなずるずるといとも簡単に「愛国主義」、ナショナリズムで一丸となってしまったことに、彼ら自身がショックを受けて、普遍主義の理念の脆弱さに愕然とした話です。それによって、実は、このときすでに「ヨーロッパ近代至上主義」の自負が深いところで変質したというか、まあ学びによってある種の成熟に向かったということで、これはアメリカでは絶対に起こらなかった変化というわけです。もう一つは、大量「戦死者」の喪をどう扱ったか、近代無神論イデオロギーが否定してきたカトリックとどう折り合いをつけていくことになるかの経緯で、このへんを観察すると、日本の国家神道とか靖国問題を考える点でも非常に参考になります。

もうひとつは、エリファス・レヴィとルネ・ゲノンの復権と言うか再発見と言うか、新しい意味を新しい文脈にのせたいということです。

レヴィの22公理を少しずつ見直すシリーズを始めるつもりです。

教皇フランソワの治世が1年近く過ぎ、ヴァティカンに起こりつつある決定的な改革についても語りたいです。

イエズス会のシステムのいい部分がいい方向で出ていて、でもそれはこれまでのヴァティカン1500年以上の歴史における「年功序列」とイタリア各地方の利権を中央で奪い合うという「伝統」的な構造を解体することになります。ほんとうに実現できるのか、できるとしたら、「(福音書的)原則」が「伝統」に勝つ、ことが可能なのだという実例になるので、他の硬直した「伝統社会」で抑圧されている人々にとっても「福音」となりそうです。

少しずつ書いていくつもりです。
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by mariastella | 2014-02-11 00:25 | 雑感
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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