講談社の広報誌『本』に書いた
フリーメイスンについてのエッセイがネットで読めるのでリンクをしてほしいと要望があったのでここにはっておきます。
その後フリーメイスンつながりでデジタル・イミダスというところにも陰謀論についての記事を書いたので(まだアップされていません)久しぶりにベスト新書を読み返しました。
この種のテーマではどのようなアプローチをしても、陰謀論オタクからも反陰謀論者からも批判されるのは分かり切っていたので、それでも誰にでも少しは楽しめるところがあるようにと架空の陰謀研究会の記録を挿入しました。今でも後悔はしていません。
私はネットでの批評は一切見ないことにしているのですが、その記事を書くためにザッピングしていたら偶然私の新書について
丁寧に解説したブログに行き当たり、自分で読み返すよりも便利だと感心しました。
こういう共感的なコメントを見ると、著者冥利に尽きます。
昨日はフランスでもチュニジアなどでもまたテロがありました。
ラマダンの金曜日だから殉教者として戦死して天国に行くチャンスだと呼びかけていたISに反応したようですが、それを未然に防げなかったのかというインテリジェンスの問題がまた取り上げられています。
陰謀論にも通じますが、反社会的な行動計画や犯罪を計画している個人やグループやネットワークがある場合、情報を収集して分析し、調査し、その結果、「陰謀を暴く」というのは大切です。
「陰謀」は「暴く」ものであって「陰謀論」として「あげつらう」ものではないとつくづく思います。
もっともその「暴き方」にもいろいろあって、むやみにメスをいれてあちこちに転移してしまうというようなやり方ではだめで、中期的長期的な視点が必要です。
容易ではありません。