L'art de croire             竹下節子ブログ

ギリシャ危機とギリシャ正教 その3

場所は変わってアテネ。

中心地に近いオモニア地区のグラフティにまみれた家々は中国製品の倉庫になっているか、薬物中毒者、密売人、娼婦らの溜まり場になっている。

中近東やアフリカからヨーロッパにやって来るあらゆる種類の移民も住み着く。

EUの援助金でクルド人の家族を泊めて7か月なる二つ星ホテルもある。

アテネでも正教会は大地主だ。アクロポリスと並んで市内を見下ろすパノラマを提供するリカベットの丘も教会のものだ。

緊縮政策に抗議するデモの続くシンタグマ広場の近くの教育省の建物も教会のものだが、政府は公務員の給料と同様、家賃の支払いをストップしてしまった。

安産祈願に来る女性の絶えない16世紀のチャペルの世話をする女性は教会からちゃんと給料をもらっている。
フェタチーズのサラダとゴマのパンを6人分、貧しい人々に配って歩く。

44歳の司祭は朝から晩まで信者たちに握手したりハグしたりで忙しく、ギリシャ正教のオフィシャルサイトを管理して、外国人記者の質問に対応している。
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by mariastella | 2015-08-10 03:53 | 宗教
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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