L'art de croire             竹下節子ブログ

ヴァティカンの嵐

フランシスコ教皇の訪問がキューバやアメリカで大成功を治め、オバマ大統領も手離しで賛辞をささげたのに、家族シノドスが行われているヴァティカンではかつてないほどの緊張状態が続いている。

シノドスが始まって早々、フランシスコ教皇は「内部のはかりごとなどない」とわざわざ発表しなくてはならなかった。オーストラリアの司教などがサインした手紙を受け取ったからだ。

シノドスの結論を書くチームはシノドスの中の投票で決められるはずなのが、今年は教皇があらかじめ任命しているので、実はもう結論が決まっているのではないのか、と怪しまれたのだ。

そのチームの中に、イエズス会の総長の名があることも「陰謀説」に拍車をかけた。

教皇はイエズス会出身だ。

今のローマには二人の教皇がいる、と評するメディアもでてきた。

白い教皇と黒い教皇。

黒い教皇がイエズス会の総長スペイン人のアドルフォ・ニコラスだ。

今日のイタリアの新聞(タブロイドではない)には、教皇の脳腫瘍説が出ていて、悪性か良性かは分からないけれど手術を擁するなどとあったそうだ。

なんだかまたイエズス会だのフリーメイスンだのが暗躍する陰謀論があちこちから噴出しそうだ。

教皇の言動を見ている限りぶれていないし、自分の言っていることにも福音書の精神にも誠実そのものなのだけれど、ユニヴァーサルを標榜する組織というのは多くの思惑に引きずられてなんと危ういものなのだろう。

カトリック教会でさえこうなのだから、国連だとか対テロリスト連合などもっと危ういのは当然かもしれない。
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by mariastella | 2015-10-21 21:35 | 宗教
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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