L'art de croire             竹下節子ブログ

フランステロとCOP21

今回のパりのテロは陰謀論者なら泣いて喜びそうなタイミングで起きた。

テロが2週間遅れだったらオランド大統領の悲願の国際会議COP21はキャンセル、延期、または世界の首脳の参加取りやめという形になっただろう。

でも2週間経過して内輪の追悼セレモニーも終り、アメリカやロシアにも行って根回しも終わったので、

これでCOP21に参加しなければテロに屈してフランスを支援しないということになるから各国首脳がちゃんとやってきてパリの豪華ホテルに泊まった。

1/11の表現の自由の共和国デモの時に、ワシントンにいながら駆けつけなかったオバマ大統領はそれを挽回するために前の日に来て、オランドといっしょにテロの舞台となったパリの劇場にわざわざ追悼に来て見せた。

非常事態宣言のおかげで、環境団体の大規模デモなどをすべて禁止したり、ちょっとした小競り合いでも多くの危険分子や邪魔者をあっさり逮捕して11/30の開会式の間、留置所に閉じ込めたり外出禁止の措置をとれた。

厳戒態勢のため交通規制があり、車の乗り入れが禁止され、空港につながる高速道路も閉鎖されたので、首脳たちのやって来る2日間、パリは排気ガスも少ない模範的エコロジー都市になった。

1月のシャルリーエブド銃撃の後の共和国デモでスタンドプレーして見せた政治家たちだが、今回は環境会議最高の数の首脳を集めて、しかもみんながまだパリのテロを忘れていないので一石二鳥の効果があった。

うーん、来週は地方選挙がある。

セキュリティを振り回す極右国民戦線が支持を集めて喜んでいる。

どいつもこいつも、という感じだ。
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by mariastella | 2015-12-02 00:08 | フランス
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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