L'art de croire             竹下節子ブログ

東京カテドラル

東京カテドラルのラテン語ミサに出ている人ってどんな人たちなんだろう、と思ったけれど、秋晴れの空の下、「ラテン語って難しいわねえ」などと語り合いながら、西日の差すカテドラルの写真をパチパチと撮っている人の姿が目立った。

ルルドのレプリカの前でロザリオをずっと唱えている人たちもいたし、そのそばのヨゼフの像の前にひざまずいた男女が、連祷をしながら「私たちと世界中のすべての人のために」と繰り返しているのを聞いて、いいなあと思った。
ヨゼフは最近人気があるそうだ。
今時、自分や家族や地域や国のためでなく、「世界の人のため」に真剣に祈りを捧げてくれているところって、宗教施設か宗教の文脈でしかないのかもしれない。なんだかほっとする。

日本のキリスト教施設って、絶対にテロの標的になっていないだろうという安心感がある。

正直言って、やはり今のフランスでは、私のような怖がりにはカトリック教会に近づくのにある種の覚悟がいる。

ポルトガルのファティマではテロの危険性がないということでリラックスできた。

今のルルドは先日の夏の大祭で、10ヶ所以上ある入口の大半を閉ざして厳戒態勢がとられたように、不安はぬぐえない。

先日訪れた鞍馬や貴船の寺社は平和だった。

宗教施設で信徒が思う存分祈ることができるのは、それ自体すばらしい恵みであり幸運なのだ。

中東で教会が次々と破壊されたことの恐ろしさを、今更さらながら痛感する。
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by mariastella | 2016-11-08 02:45 | 宗教
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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