L'art de croire             竹下節子ブログ

トランプファミリーと宗教

しつこいようだがもう一つ気になったというか、検索してもうまく見つからなかったこと。

トランプが「長老派」プロテスタントらしいことは分かっているが、先妻との結婚式や子供たちの洗礼や洗礼親などはどうなっているのだろうか。

これまでアメリカの政治家たちのカップルはアイルランド系カトリックのケネディならフランス系カトリックのジャクリーヌとか、やはりカトリックのシュワルツネッガーがケネディ家の女性と結婚とか、公の部分はわりとわかりやすかった。

でも、トランプは最初の妻が当時共産圏のチェコの女性で、チェコは共産圏でもハプスブルクのせいで一応カトリックがマジョリティで、正教も少しという国。3番目の現夫人もやはり旧共産国ユーゴスラヴィアのスロベニア出身でカトリックの優勢な国だ。
こういう旧共産圏でカトリック文化圏の国はポーランドやハンガリーもそうだが、カトリックのネットワークによって外部とのつながりを維持したこともあって、カトリック・アイデンティティは小さくないと思う。

トランプはこういう相手との結婚や離婚の仕方が、「善き信者」の顔を大切にするアングロサクソン系のピューリタン文化とはかけ離れている。

この節操のなさが逆に、いざとなったらカトリック文化圏のヒスパニックにも親近感を抱いてもらえるのかもしれないし、アングロサクソンのエリートからは忌避されるのか、あるいは、もうあのアメリカでさえ、宗教の帰属なんてどうでもいいエレメントになっているのかよくわからない。

でも、リッチなファミリーにとって、冠婚葬祭、特に子供の各種通過儀礼はシンボリックで大切なはずだから、息子の洗礼式のニュースなどが拾えないかと思って少し検索したのだけれど出てこなかった。

前に書いたように、福音派カトリックと称しているマイク・ペンスと組んでいるように、「プラグマティック」ということなのだろうけれど、宗教ロビーの力はアメリカでまだまだ大きいだろうから、これからの対応の仕方も見ていきたい。

「神」なしで「金」をコントロールするのが難しい文化圏であるのは確かだ。
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by mariastella | 2016-11-12 23:37 | 雑感
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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