L'art de croire             竹下節子ブログ

マレク・シェベルの死。 ベリーダンス。

宗教人類学者でイスラム啓蒙主義を唱えていたアルジェリアのマレク・シェベル(Malek Chebel)が先日(11/12)パリで亡くなった。63歳。残念だ。

イスラムの核にある陶酔やエロティシズムについても語った人だった。
スーフィズムに近い。

ベリー・ダンスが、女性の腹を「商品」としてではなく装飾品として提示した画期的なものであるとか言っていた。これは盲点だけれど本当だなあと思う。

私はサウジアラビアとモロッコでベリーダンスの講習に参加したことがあるけれど、すごく健康的で楽しかったのを思い出す。
先生の腹の動きの見事さに惚れ惚れした。
腹筋が割れているというのではなく脂肪もついている。
その柔らかさの不思議ななまめかしさは、確かに商品としての性的なものではない。

変な話だけれど私はうちの猫たちのしっぽの動きを、本体と切り離してイメージするのが好きだ。
柔らかい毛におおわれた爬虫類、というシュールな感じで、くねくね、するりと動く。
しなやかで意外性もある妖しい美しさだけれど媚びるところはみじんもない。

ベリーダンスの腹にも同じように魅惑される。

これって別にイスラムと直接の関係がないのかもしれないとも思うけれど、シェベルが言うのだから、イスラム文化圏の産物なのだろう。
まあ、気候的に言ってもヨーロッパで生まれることのないタイプのダンスであることは間違いがない。

モロッコでは男性も参加していた。
女性の腹の方が絶対に、やわらかで美しく妖しい。
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by mariastella | 2016-11-17 03:47 | 雑感
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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