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L'art de croire             竹下節子ブログ

閑話休題 トランプ大統領の握手とトルドー首相

先日フランスのTVのニュースでトランプ大統領と安倍首相の握手のシーンが映って、なんだかいやな気分になった。
トランプの握手の仕方についてはもうさんざん知られているのだから、何か対策を立てていけばいいのに。
相手の手を自分の手の上に載せるように手首を曲げるのは、宮廷ダンスなどで伝統的に男が女の手を取る形だ。
普通の握手なら手は縦になる。

いろいろ含意がありすぎ。

カナダのトルドー首相は十分対策を練っていたようで、フランスでも話題になった。日本語でもこういうサイトなどで見られるようだ。

で、共同声明の時も、トルドー首相が突然フランス語に切り替えて話しだし、トランプが少し驚いた顔をして、それを見たトルドーが「よろしければスペイン語で続けますよ」と言ったそうだ。スペイン語といったのはトランプのヒスパニック差別(メキシコとの壁やホワイトハウスのスペイン語ページの閉鎖など)を揶揄しているのだ。

トルドー首相は、フランス系の自分の父親が首相時代に根づかせた英仏2ヶ国語公用語制の存続に最初は積極的ではなく、そのことを批判されて謝罪したという過去がある。
カナダのやり方にはいろいろ思うところ(イヌイットへの差別など)もあるが前にこの記事にも書いたようにアメリカに対してはなかなかやるなと思う。

カナダとは普段から縁があるのでこういう時には気分がいい。

フランスは5月に選ばれる次の大統領までトランプとの会見はないのだろうか。フランス大統領がどういう握手をするのか見ものだ。

そもそも、アングロサクソンの握手とフランスの握手は全く違う。
アングロサクソンの握手はshake handsで手を握って振るようなシェイクだが、フランスの握手はserrer la mainで、強く握る、ワン・アクション、ワン・プレッションのひと振りで終わり。
長く握っているようなのは、ボンジュールといいながらの握手ではあり得ない。長いものは特別誰かを祝福したりなどの別の意味が生じる。

ほとんど写真撮影用の握手をしなければいけない政治家の会見など、ボディランゲージが見えすぎてほんとうに大変だなあと思う。
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by mariastella | 2017-02-15 07:34 | 雑感
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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