L'art de croire             竹下節子ブログ

東京ウィメンズプラザで平塚らいてうのフレンチ・フェミニズムに出会う

うちから歩いて行ける書店である青山ブックセンターに、注文していた本を取りに行った。その帰りに、いつも目に入っていたが素通りしていた東京ウィメンズプラザに入った。
そこの図書館はわくわくするようなものだった。

雑誌「青鞜」の第1号の復刻版を開いた。もちろん平塚らいてうの有名な「元祖女性は太陽であった」を読んだ。当時の雑誌の形で読むとインパクトが違う。
男女同権を目指すアングロサクソン的フェミニズムとは違って、完全にフランス型ユニヴァーサリズムの人間主義であったことも再発見。

「太陽」とは全人格であり、性別を超えたものだと書く。
太陽が男で月が女というような構造を逆転するというような話ではない。

では全人格の取り戻しに何が必要かというと、「熱誠」であるという。その言葉を言い換えると、

熱誠=祈祷力=意思の力=禅定力=神道力=精神集注力

だと言う。

そして精神集注力こそが、人間の深さの奥においてのみ見られる現実そのものという神秘に通じる唯一の力だという。

ロダンのファンで、芸術家はインスピレーションをただ待つのではなく、「欲求」しなくてはならないとも言う。ロダンはインスピレーションを「欲求」した。

何かを欲求するときに超越的な視野なしには、真実に到達できないと言うことだ。

明治44年のこのマニフェスト、全く古くないどころか、今のフェミニズムに決定的に欠けている全てが詰まっている。
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by mariastella | 2017-04-08 00:24 | フェミニズム
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