L'art de croire             竹下節子ブログ

マクロンとル・ペンの「対決」

今、マクロンとル・ペンの2h30にわたる討論番組を見終わったところ。

けっこう笑えた。

ル・ペンの「マクロンをせせら笑う」ような作戦?は裏目に出たし、
ユーロ離脱に対する論議は説得力がなかった。

マクロンはアルジェリアで「フランスは人類に対する罪を犯した」と言った失敗を指摘されたのはまずかったけれど、後は、まあ、なんとか落ち着きを取り戻したけれど。

一番愉快だったのは、ル・ペンがマクロンのことを、組合にも銀行にもアメリカにもドイツにもEUにもひれ伏すると並べ立てた時に、特にメルケル首相におべっかを使って仕えている、マクロンが大統領になるならフランスはメルケルに支配される、と言った後に、

どっちにしても、今度の選挙は女性大統領ね、私か、メルケルか、

と言ったことだった。

笑えた。

ル・ペン女史よりメルケルの方がずっといいなあ、と思ってしまったのは私だけではないと思う。

世間の「棄権派」には、

「ル・ペンに一度くらい政権を取らせて、どうにもならないことを証明して5年後に滅亡させた方がいい、このまま放置すると、5年後にはポピュリズムとナショナリズムが増大して最悪の事態になるかもしれないから」

などという人や、

「マクロンではビジュアル的にトランプやプーチンに貫録負けする」

という人もいたけれど、

今夜の討論を見たら、どちらも、なんだか、シュールだった。
この組み合わせで、こういう雰囲気の討論がなされること自体信じられないし、予測通りマクロン大統領誕生、となっても、なんだか現実味がない。
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by mariastella | 2017-05-04 07:02 | フランス
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竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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