L'art de croire             竹下節子ブログ

頭大仏と光の教会

国立新美術館に安藤忠雄展を見に行った。

直島ファンである私には直島のマケットや、風景を読むというコンセプト、構成力にあらためて感動した。

でも、偶然安藤忠雄さんがいらしてのトークイベントが始まる時だったので、直島用インスタレーションの部分がアクセス不可能になった。
彼の話は、放映されていたコメントとほぼ同じだった。

北海道の真駒内滝野霊園「頭大仏」という発想が斬新だった。
野外に大きな大仏坐像があまり人々の崇敬を得ていないのをなんとかならないかと安藤さんに依頼が来た。
彼は大仏像をいじる代わりに、 周りにラベンダーの丘を築き、外からは頭だけ見えるようにしたのだ。

中に入る人には、空を背景に、 全身があらわれる。
遠くから見えるのは、頭だけ。

「全部を見せない」ことからだけ生まれる力というのがよくわかる。季節の変化もよりラディカルになる。
雪をかぶった大仏というのも新鮮だ。

真駒内滝野霊園頭大仏 画像という言葉でリサーチして下さい。

下は、光の教会のインスタレーション。
c0175451_00231800.jpg
c0175451_00222740.jpg
自然光を応用して十字架をこういう風に扱うのは、実は中世からある仕掛けで、現代のと教会にも斬新なものをたくさん見た。
それでも、ここに置かれると、「安藤忠雄」になってくるのが不思議でもある。


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by mariastella | 2017-11-04 00:05 | アート
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