気になっていた、沖縄の辺野古がある名護市市長選挙。
自民、公明、維新に推薦された新市長が当選。
辺野古をスルーして「米海兵隊の県外、国外移転」「日米地位協定改定」を新市長の政策とさせた公明党の組織票が期日前投票率の高さにつながったのだろうか。
気になって、沖縄の創価学会について検索したら、
こういうのが出てきて驚いた。池田大作氏の「詩」。
いやあ、すごいボリューム。
最後まで読んだが、圧倒される。布教に成功する宗教というのはやはり言葉の力なんだなあ。創価学会沖縄国際平和会館というものとセットになっているのだろう。
沖縄にいわゆ伝統日本仏教の影響がなかったことも創価学会に有利だったのだろう。それこそ「ブルーオーシャン」だったのかもしれない。
前に奄美大島のカトリックのことを調べたことがある。
奄美も伝統仏教の影響が少ない民族宗教の離島だったので、国家神道の押し付けよりも、普遍宗教のキリスト教が広がった。1930年代からひどい迫害を受けたけれど、戦後にまたカトリックの修道会などが入ってきて復興の手伝いをしたので今も存在感があるらしい。
沖縄はそういうわけにはいかなかった。
戦後に入って来たキリスト教はアメリカ軍と切り離しては考えられなかったからだ。
布教におけるマーケッティングやレトリックというのは資金力と同様、決定的なものなのだなあと思う。
実はこの池田大作の長大な美文を読む前に、辺戸岬の「祖国復帰闘争碑」の碑文というのを読んでいた。
これも結構長いと思ったけれど、池田大作の美文の比ではない。
言葉と、言葉が仲介する「人間」との関係、言葉の使命や人間の使命について考えさせられる。