郵便を使うことがとんと減って、切手もあまり買わなくなったが、必要になって買いに行くと、12枚つづりの犬の置物シリーズが。
フランスにおける中国の春節祭の認知度は毎年高くなっているので、今年は「犬の年」だということもすでにあちこちで耳にする。
それにちなんだのか、ルーブル、オルセー、ギメなどにあるコレクションの中から12の犬の作品が記念切手になっていた。
日本のもの、中国のもの、エジプト、オリエント、アフリカ、ヨーロッパと幅広く網羅。
日本の犬だけが、台に座らされていてなんだか猫っぽい。
えっ、私のイメージでは紫禁城とかの
これとか台湾の
これだったけれど。
というか、日本の狛犬も、考えたら「chien de FO」だろう。
急に気になって、FOって何だろうと検索したら、
昔は "Dogs of Fu-Lin" とか "Fo-Lin"とか呼ばれていたという。コンスタンティノープルを著すFolinから来た犬(獅子、ライオン)という意味で、トルコやペルシャやビザンティン帝国、ローマ帝国など西方全般がFolinだったらしい。
フランス語で検索したから、Folinに当たる漢字が分らない。
ピンインを漢字に変換するサイトを調べてみたがうまくいかなかった。
どちらにしてもこの「FOの犬」は鞠にじゃれている猫ではなくて、同じネコ科のライオンをベースにした神話の犬が宝珠を守っている、みたいな図柄だということになる。
よく見るとあちこち突っ込みどころがある犬12態の切手シートだった。