L'art de croire             竹下節子ブログ

2016年 12月 14日 ( 1 )

ある新任司祭に聞いてみたこと その2

これは前の記事の続き。

---説教するのは慣れた?  準備はどうやるの?

ミサは一日5回あるものを5人の司祭で分担します。
朝は年配者、夕方は学生や若いビジネスパーソン中心が中心なので、参加者によって話し方を変えます。
若い人には話せる「指輪物語」(トールキンのファンタジー小説。キリスト教の寓話になっている)などを年配者にしても分かってもらえませんから。
後はもちろんその日の聖書朗読の箇所がテーマになることが多く、自分の解釈を披露しますが、香部屋係は同じ人が5回のすべての説教を聞くので、同じテーマでも司祭によって味方の違いなどを聞いて面白いというので、話し合うこともあります。
司祭になる前は説教を聞くたびに、自分ならこうは話さないと思うことがたくさんあったんですが、実際にやってみるとけっこう同じことを言っていたという場合がありますね。

---告解は? もし犯罪者が現れたら免償を与える?

本当に後悔しているかどうかによりますし、警察に自首することを勧めます。それが確かでない場合は免償を与えないこともある。でも、話し合いが大切です。

---これからテロに行くと言われたら?

もちろん免償は与えないし、考え直すように言います。

---でも受け入れないでこれからテロを実行すると言われたら通報する? 告解の秘匿義務は?

あなたが出て行ったら僕は警察に通報するけれどいいですか? と聞きます。

---そしたらそこで襲われるかもしれないよね。

確かに…。 でも、嘘は言えないので、では、何も言わないで見送ります。

---それで通報するの?

それはそこで「識別」というのが重要になります。
テロのリスクが高いと判断して、通報が自分の義務だと理解できれば通報します。(続く)
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by mariastella | 2016-12-14 00:33 | 宗教



竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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