L'art de croire             竹下節子ブログ

2017年 04月 04日 ( 1 )

決定実験

放送大学がどうしてこんなに面白いのかの理由が分かった。
私は滅多にこの時期に日本にいないから気づかなかったけれど、要するに今新学期ということで、どの講座も「つかみ」の概論をしてくれているからだ。
植物から見たヨーロッパ史というのも日本との関係も含めて興味深かったし、分子分光学というのも衝撃的におもしろかった。

それは「決定実験」の考え方だ。

私はこれまで、量子力学などでは不確定性理論などがあるし、「目には見えない世界」についてはいわゆる決定不全性があるのだと思っていた。

でも、光子が波動であると同時に粒子でもあることを示す実験と、粒子である電子が波動であることを示す実験を並べて これは「決定実験」なので、理解はできないけれども「無理やり納得」しなければならないという事態があるのだそうだ。

これって、神の存在証明のような不毛な話や、奇跡の治癒の証明のような怪しげな話のことを連想すると、なかなか感銘深い。

信じられないこと、目に見えないこと、「超越」というものを「無理やり納得」させられる「回心」とは一体なんだろう、などと思ってしまった。
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by mariastella | 2017-04-04 00:13 | 雑感



竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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