L'art de croire             竹下節子ブログ

カテゴリ:お知らせ( 42 )

お知らせ

日本でのコンサートを振り返る記事をトリオ・ニテティスのブログに載せています。

ギャラリーで販売できなかったDVDのお申し込み先も載せています。
あわせてご覧ください。

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by mariastella | 2017-11-06 20:29 | お知らせ

10/28 のコンサート

10/28 の真生会館のコンサートです。

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今回の東京のコンサートでは一番ゆっくりと聴いていただけると思います。

第一部はすべてラモーのオペラからの曲で、全オーケストラのパートを3台のギターの22本の弦でカバーしています。室内楽用のものではありません。

第二部では逆にチェンバロ曲を3台のギターで分けているものがあります。一人の人間の10本の指ではどうしても弾き分けられないものがはっきり分かるようにした上に、補助音も加えてアレンジしています。

いかにご一緒に音楽を創っていくかという楽しみをみなさんと共有したい私たちの意向をキャッチしながら聴いていただければ嬉しいです。

どの曲もいろんなシーンをイメージしているので、それぞれの心象風景のBGMのつもりでお聴きください。


DVDの申し込み先などトリオ・ニテティスのブログでご覧ください。




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by mariastella | 2017-10-15 04:32 | お知らせ

新刊のお知らせ

もうすぐサイトのコーナーにもアップしますが、10/6に、中公新書ラクレから新刊が出ます。


『キリスト教は「宗教」ではない』


というタイトルです。


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サイトにのせる著者コメントを一足先にここでアップします。


昨日、フランシスコ教皇が異端批判をされていることについての記事をアップして、あらためて「宗教」ではないキリスト教や、「宗教」であるローマ・カトリックについて考えさせられました。


「普遍」であるということ、この世のすべての人の自由と平等と安全に生きる権利、愛される権利を守る、ということを、「社会」秩序であり文化である「宗教」の中で実現していく、いや少しずつでもそこに向かっていくということの難しさを痛感します。


では、コメントのコピーです。

>>>長崎県の五島出身でノンフィクション作家の今井美沙子さんが「恩師」である福江教会の松下佐吉神父について語ったものに、努力すべきは、まずよき人間であること、次に、よき社会人であること、最後に、よきカトリック信者であることのために努力するようにという言葉があった。

まずカトリック信者であるならばカトリック信者としての物差しで計って、人を批判する材料になりがちである、まず良い人間であるよう努力し、次に社会人としての責任を果たすことがカトリック信者の物差しで「良き信者」になることに優先する、というものだ。

この三つは、私がこの新書で語った

「ひとりひとりの生き方としてのキリスト教」

「イズム(共同体の規範)としてのキリスト教」

「宗教としてのキリスト教」

に重なる。

「カトリック教会」の教義や典礼というのは歴史の文脈の中で生まれた「宗教」であって、その遵守を第一の指針として生きていくべきではないと松下神父は言っているわけだ。カトリック教会、という「宗教」のシステムの中でキイとなる立場の「司祭」である神父にこう言わせているところが、「良き人間とは何か」という問いであり続けるキリスト教の底力だなあと思う。

この本を書いた後で、この「宗教ではない」というタイトルが挑発的に聞こえるのではないかと少し心配して、知り合いのカトリックの司祭やカトリック雑誌の編集者などに話したことがある。みな拍子抜けするくらいに「ああ、いいですね」と言ってくれた。でもよく考えたら、教義や典礼は時と共に成立し、キリスト教世界でも時と場所によって多くのヴァリエーションがあるのだけれど、彼らが「クリスティアニズム」(キリスト教、キリスト主義)と自覚しているベースには、「宗教」とは別の、「いかに生きるべきか」というのがあるのだなあと再確認した。

一方で、いわゆる、「キリスト者」ではないある人からは、「護教的」だと言われた。これも意外だった。私は「宗教」としてのキリスト教やカトリックが「正しい」と言っているのではないからだ。

それでもこの本の中でカトリック教会の誕生と変遷が一つの導線になっているのはいくつかの理由がある。

日本を含む今のグローバル社会の「先進国」スタンダードが、過去にローマ帝国の版図に広がったローマ・カトリック教会の影響を正逆の方向性はあっても、ほぼそのまま受け継いでいるからだ。

プロテスタントの誕生も、近代革命も、政教分離も、不可知論や無神論さえも、ローマ・カトリック教会がケルト人やゲルマン人らの「蛮族」をまとめて今の「ヨーロッパ」を形成した基盤から生まれた。

私は、プロテスタントとの宗教戦争の後でカトリックを政治的に選択した「カトリック文化圏」フランスに住んでいる。そのフランスは、また、近代啓蒙思想の中心地のひとつでもあり、革命によって、プロテスタント諸国よりもはるかに世俗的な社会を築いてきた。しかも中央集権的で中華思想の強い国柄なので、何層にも複合する「物語」を何度も語りなおしたり創りなおしたりという跡が比較的よく見える。

それは、地政学的な共同体であるフランスを「普遍主義」の国として語ることの営為だ。そこに「無理」があったり「欺瞞」があったり「粉飾」があったりするのは当然だけれど、この「普遍」(「カトリック」は普遍という意味でもある)は、この国に住む日本人(しかも女性で今やシニアという弱者要素満載)である私にとってとても快適な「建前」であり続けた。

「愛国、忠誠、勇気」などが国是の国ではなく、「自由、平等、博愛」という「普遍」看板が掲げられている国だからこそ、マジョリティの白人であろうがマイノリティの人たちであろうが、いっしょにフランス・バロック音楽を語ったり演奏したり教えたりさえすんなりとできてきたのだ。

 その意味で、私は「普遍主義」の恩恵を受けてきた信奉者だから、その「建前」としてのフランスやカトリックに対して「護教」者であることは認めよう。

その「普遍という建前」が「フランス」という「国」や「カトリック」という「宗教」の枠内に閉じ込められない「本来」の意味を指している限りにおいて。<<<<


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by mariastella | 2017-10-03 01:38 | お知らせ

真生会館のコンサート

10/28 午後7時、信濃町のカトリック真生会館のホールで、トリオ・ニテティスのコンサートをします。

プログラムは以下の通りです。

第一部 ジャン=フィリップ・ラモー(1702-1766)のオペラより

アントラクト    « 栄光の殿堂 »オペラ・バレエ1745
タンブラン 1 、2  « ダルダニュス» 抒情悲劇1739
ガヴォット 1 、2 « アカントとセフィーズ » パストラル英雄劇1751
リゴドン  1 、2  «プラテー» 抒情喜劇 1745
優美な歌       « ザイス» パストラル英雄劇1748 
アントラクト     « エベの祝宴 » オペラ・バレエ 1739
リゴドン  1 、2   « 優雅なインド » オペラ・バレエ1735
優美な歌        « カストールとポリュックス » 抒情悲劇1737
コントルダンス   « シュパリスの人々 » バレエ1753


第二部   音楽童話をめぐって

シャコンヌ          ベルナール・ド・ビュリィ(1720-85)
パスピエ           ジャン=フィリップ・ラモー 「ゾロアストル(1756)
冬のプレリュード       シャルル=ルイ・ミオン「優美な四季(1747)」
ゼフィールの踊り       シャルル=ルイ・ミオン「優美な四季(1747)」
リトゥルネル   シャルル=ルイ・ミオン「ニテティス(1741)」
バッカスとポモーヌの踊り   シャルル=ルイ・ミオン「優美な四季(1747)」
精霊の踊り          シャルル=ルイ・ミオン「ニテティス(1741)」
フォルラーヌ     シャルル=ルイ・ミオン「優美な四季(1747)」
フラトゥーズ         リュック・マルシャン 「チェンバロ曲集」(1747)
タンブラン 1と2 シャルル=ルイ・ミオン「ニテティス(1741)」

10/29 の午後2時には、子供たちのためのバロック音楽童話のDVDをスクリーンに映して、音楽を生演奏します。

前日の第二部の曲にメヌエットやミュゼットなども加わります。
童話のイラストの原画も展示されると思います。
原画に生演奏、贅沢な紙芝居をお楽しみください。

もちろん子供連れ歓迎です。

3年前はその後に「メヌエットを踊ろう」というタイムを設けました。
場所や子供たちの希望があれば今回もやるかもしれません。

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ADDRESS〒160-0016
東京都新宿区信濃町33-4
TEL03-3351-7121(受付代表)
FAX03-3358-9700
受付時間10:00-16:45

■交通アクセス

JR総武線信濃町駅改札を出て右側徒歩1分


真生会館へのお申し込みは


とか


でもできるようです。

座席数が限られているので、どちらの日か、人数とお名前をお願いします。



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by mariastella | 2017-09-23 07:28 | お知らせ

10/24、25のコンサートのお知らせ

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10/24, 25日に山陽小野田市で開かれるトリオ・ニテティスのコンサートのポスターです。3年前の宇部市でのコンサートで聞いていただいた田村洋さんとのご縁で実現しました。いつも新しい出会いがまた別の出会いをもたらせてくれます。前回の曲とは違うラモーの新しいシリーズで構成されています。
私たちが弾くということは、ラモーのオペラ曲の中で、三台のギターで弾くとバロック管弦楽団で弾くよりもはるかに美しいという曲を選択しているということです。
一番聞いてもらいたい人はラモーです。

メンバーは古楽器の奏者でもあり、私もチェンバロやピアノやヴィオラの方が、弾く感触としては好みなのですが、正五度にカスタマイズしたクラシックギターの音色の美しさは何物にも代えられません。

ギターは実はものすごく難しい楽器です。音階を弾くだけでも他の楽器ではありえないようなアクシデントが生まれる可能性があるくらいです。
けれどもその音色の魅力には抗えないので、どうしても手離せません。もし他のアンサンブルがこのプログラムを弾くなら絶対に聴きに行きたいです。でも誰も弾いてくれないので自分たちで弾くしかありません。私たちのパッションをみなさんと分け合えたら素敵です。
一回性のアートである音楽を分かち合える贅沢にくらくらします。

トリオ・ニテティスのブログも合わせてどうぞ。

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by mariastella | 2017-09-22 05:54 | お知らせ

10/21 17h pm のコンサートのお知らせ

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10/21(土)の午後5時に東小金井市の双ギャラリーで私のトリオのコンサートをします。

2011年の東日本大震災の後で私が企画したチャリティコンサートに来てくださって以来、いろいろな冒険をご一緒させてもらっている師井公二さんの個展の開催に合わせたものです。


この双ギャラリーには春におじゃましましたが、ギャラリーのサイトを見ても、コンセプトが一貫したこんな経営ができるというのは日本が到達した豊かさの上に立っているのだなあと戦争のなかった70年以上に感謝の念を抱きます。スペースが狭いので先着20名くらいです。必ずギャラリーにお申し込みください。
私たちはギターのトリオですから、親密な空間の方が絶対に楽しめます。
しかも弾いているのは室内楽でなく基本的にバロック管弦楽の全パートの再現で、ギタリスティックなものを選んで、クラシックギターを正五度にカスタマイズしたものを使っています。
著作を含めた私の全活動は自由と平和という同じ夢に基づいています。

トリオの仲間の2人は個性的で才能にあふれ、強靭さと壊れやすさが共存しているユニークな人たちです。
大波小波、嵐を乗り越えて、彼らと過ごした四半世紀のおかげで、極めて難解な(解釈の話で、聴く分には難解ではありません。ダンス音楽です)フランス・バロックを掘り下げるという贅沢を極めています。

全人格が投影されたこのようなアンサンブルが成立して持続するのは奇跡のようなものです。

彼らもそれぞれコンセルヴァトワールの教授や音楽教授の他にバロックの古楽器を使ったアンサンブルの活動もしていますが、1991年のスペインへの演奏旅行で知り合って以来、人間的に惹かれ合った私たちは私たちの美学に完全に合致した妥協のないフランス・バロックの冒険を続けています。

今回の一連のコンサートに関して、トリオ・ニテティスのブログを再開していきます。

合わせてご覧ください。


以下は、これまでに師井公二さんとご一緒したものの例です(師井さんのサイトより)




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by mariastella | 2017-09-20 01:02 | お知らせ

今日の記事

フランスの昨夜にアップした今日の記事が、操作エラーで「ファン限定」になっていました。
そんなものがあるのも気づいていませんでした。

お知らせを受けて解除しましたのでよろしくお願いします。
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by mariastella | 2017-01-08 19:59 | お知らせ

『ナポレオンと神』のコメント

新刊の『ナポレオント神』についてのコメント、こぼれ話などをサイトに掲載しました。

あわせてお読みください。

米大統領選とか仏大統領選とか見ていると、リーダー志願者が人の心を動かすのは何によってなのだろうか、とあらためて考えてしまいます。

コルシカ島出身のナポレオンも大陸のエスタブリッシュメントとは程遠い人でした。

その彼が、王をギロチンにかけたフランスのパリで皇帝位に上り詰めるなど、いったい何が起こったのでしょう。
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by mariastella | 2016-11-14 06:51 | お知らせ

ナポレオンと神

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青土社の『ナポレオンと神』ができました。日本で再校して完成品を見た本ははじめてです。
この表紙のナポレオンはすごく好きなものです。

白水社の『ふらんす』に1年間連載していたものをベースにいろいろ書いていきました。
書店には東京では11月11日くらいから出るそうです。

もうすぐサイトにコメントを掲載する予定です。

できた本を見て、インクの色が濃くて文字サイズもやや大きめでとてもくっきりと見やすいことにも感動しました。シニアにやさしい作りです。

この本以外では出会うことのできないナポレオンの姿をどうぞ。
こんな「戦争男」を、書いているうちに好きになってしまうなんて自分でも驚きました。
ピウス七世の魅力も見どころです。
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by mariastella | 2016-11-03 00:46 | お知らせ

お知らせ

10月下旬に日本に行きます。

万聖節の休みに行くのは2年ぶりです。
来年の万聖節は2年前と同じくトリオのコンサートを考えています。

今回、10/30に東京で真生会館でフランスのカトリック事情について話をします。

あまりにも歴史的文化的背景が違うので、単純に比べることはできないのですが、40年の比較文化フィールドワークを通して考えさせられることがたくさんあります。
講座のチラシはここで見ることができます。

当日受付も可能なようです。

また今週、指揮者の三澤洋史さんがブログで春に出た私の本の感想を書いてくださいました。

お会いするのが楽しみです。
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by mariastella | 2016-10-14 05:19 | お知らせ



竹下節子が考えてることの断片です。サイトはhttp://www.setukotakeshita.com/
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