先日の記事で、河沿いのフランス原発の方が、いざという時の緊急冷却には淡水だから有利なのだろうかと自問した。
すると、友人からこんなビデオをリンクしてもらった。
http://www.youtube.com/watch?v=j_EbrOjIGkQ&feature=youtube_gdata_player
フランス語の字幕で「 eau potable」とあるのは、fresh waterのことで、ここでは 「eau douce 」の意味なので翻訳エラーだと思う。
つまり、そこだけピックアップすると、フランスでは使われている淡水の40%が原発で消費され、河の温度を上げているので、周りの農業環境に影響を与えているというのだ。
他のことについてもよくまとまっているなと思うが、各種情報の無償化と同じようにエネルギーのグローバル化や無償化が将来、可能なのだろうか。
ジェレミー・リフキンは以前にも水素エネルギーの可能性を称揚していた記憶があるけれど、トリウム発電ほどにも展望がない気もする。
最近目を通した中央公論11月号で、勇気を出して前原誠司と石破茂の対談を読んでみた。今の日本の与野党って似た者同士なんで、議論を読む気になかなかなれないのだが。
そこで一つ教えられたこと。
日本と中国とロシアのエネルギー効率を比較したら
1:9:18
なんだそうだ。
つまり、同じだけのGDPを生み出すためには、中国は日本の9倍、ロシアは日本の18倍のエネルギーが必要になる。
「効率」の差が技術力の差だということだ。
他の「先進国」のことも知りたい。
まあ生産の「効率」ということではまったく「後進」というか原始的なシステムに安住する私が言うのもなんだけど。