アメリカはひどい国だと常々思っているけれど、あまり口にしないようにしてきた。
でも2月6日のル・モンド紙に乗ったバイデン副大統領のインタビュー記事(ヨーロッパの複数の新聞を代表しての文書回答)にはあきれた。
この人はもともと失言の多い人らしく、
「私はオプティミストだ。なぜならアメリカ人はたとえチャンスが半分しかなくても決して国をほろぼされるままにしなかった。ドイツが真珠湾を爆撃した後でさえ」
などと、日本人が読んだら、「真珠湾=日本が悪者という刷り込みは薄くなっているのかも」と何となくほっとするような言い間違いが伝えられている(公式な記録はないがJoe Biden said Germany bombed Pearl Harborなどで検索するといろいろ出てくる)。日本ではあまり聞かないが、フランスではしつこく揶揄されている。
今回、問題はそこでなく、要するに、彼は、今の世界情勢で我々の
敵はプーチンとアサドであり、ジハディストはマイナーな問題でしかない(我々の生き方に対する実存的脅威ではない)、と言っている。
で、反アサド穏健派にせっせと武器をわたしてそれがみなジハディストに渡っているというわけだ。
ウクライナ内戦はロシアの一方的な攻撃のせい。
アメリカは外交努力をしている。自分は30回以上もポロシェンコと話し合った、と言う。
外交というのならプーチンとも話し合わねばならない。一方とだけなら外交というより戦争だ。
この人はまだ「冷戦」脳から変わっていない。
ちなみにバイデンはヒラリー・クリントンから「強く経験深いリーダー」と評されている。
こんなんでいいのか、アメリカ。
そして、それにまた追随する日本って…