戦没者慰霊塔というのはフランスのどこの自治体にもある。
わりと勇ましいものが多いのだが、共和国のシンボルであるマリアンヌ
が戦死した兵を悼む「ピエタ」型のものがある。
死者なしの
女性のみのタイプも少ないけれどある。
ブルターニュの街の『痛み』というこの像も素晴らしい。
これら「母」の哀しみは、戦死者の栄光というような甘いものを吹き飛ばす。
これはどこのものか分からないけれど鮮烈だ。
従軍司祭のためのものかもしれない。
戦わずして殺された十字架のイエスにすがる姿は、神の名によって殺し合うことの倒錯をよく示している。