青土社の『ユリイカ』臨時増刊号の『エリック・サティの世界』に、『エゾテリック・サティの時代』という記事を書いた。
ユリイカに書くのは亡くなった津田新吾さんに頼まれた「バッハ特集」以来で懐かしかった。
バッハから、サティへ。
私の中では古い教会の中で響くオルガンの音と教会旋法とによってつながっている。
2人の教養や嗜好には共通したものがあるのに、時代と国が違ったらこんなにも距離ができるのだなあと感慨を覚える。
私のはまっているフランス・バロック音楽についても、サティは関係がある。
ラモーにあってバッハにはないものは、「間」であると、最近つくづく思う。