月曜日、アフリカ訪問からフランシスコ教皇が戻ってきた。
ケニア、ウガンダ、そして特に危険だと言われ、反対されていた最後の訪問先が中央アフリカだった。
フランシスコ教皇は「貧しい人々」の中に入っていくからセキュリティが大変だろうと思っていたけれど、
同行したフェルナンド・フィオリ枢機卿の話によると、
教皇の安全を守ったのはその「貧しい人々」だったそうだ。
現地の警備よりも、教皇に対する人々の熱狂と愛情が最初から最後まで彼を守ったのだという。
「最貧の人々が帯のように、共和国の車の周りをずっと取り巻いていて、教皇が一人になることがなく、すべての危険から教皇を守った」
と語っている。
枢機卿によると、教皇はいつも自分の使命を最も助けてくれるのは貧しい人々の祈りだと言っていたそうだ。
国際行事だのVIPだのを迎えるためには貧しい地域を取っ払ったり隠したりする国もあるし、人々を検問なしにVIPの周りに近づけさせないセキュリティ対策もあちこちにある。
警備する人の数を増員するのも普通のことだ。
「非常態勢」などといってセキュリティの実力行使範囲を拡大したり、VIPの写真をメディアに流したりするだけが威信であるかのような場面が多い昨今、あまりにも非現実的で考えさせられる話だった。