(これは昨日の続きです)
Q. マザーがヒンズー教徒をキリスト教に改宗させようとしたと非難する声もあります。マザーの他宗教との関係はどうだったのですか?
A. マザーは他のすべての宗教に対して非常に敬意を示していました。
捨てられた赤ん坊が死ぬ前に、洗礼を施していたとしても。(死の直前の緊急洗礼は司祭でなくても有効)
マザーがすべての神殿やモスクの前を通るときに深く礼をしている様子からもその敬意がわかり、その姿にショックを受けたシスターもいるほどです。
マザーは、ある種のヒンズー教徒が最下位のカーストに向ける視線を変えることに寄与したと私は思います。
付録: ジャン・ヴァニエの証言
「マザー・テレサは愛の宣教者会に入会したいという複数のヒンズー教徒の女性と出会いました。それで、ヒンズー教徒による修道会を創設しようと計画していました。それはヴァティカンからも許可されました。
結局これは実現しませんでしたが、マザー・テレサのパーソナリティの普遍性をよく表していると思います。」
ということだ。
マザーの人気のことを、「白人の修道女が異教の地インドで貧しい人を救う」という植民地の宗主国イメージの満足だとして非難する人もいるが、
「異文化との接触が戦いや排除ではなく愛と奉仕にも結実し得る」、というメッセージは貴重だ。
「人は人を愛することができる」というメッセージは、その「人」と「人」が異質であればあるほど深さを持つ。