先日、大阪田辺の養護施設「聖家族の家」を訪れる前に、無理を言って
『レミとミーファの冒険』のデジタル紙芝居の試作版を完成させてもらった。
イラストを描いてくれた村上さんと一緒にうちで試聴した。
曲にナレーションがかぶっていたりずれたりしているところを手直ししてもらった後で、いよいよ配信が実現する。
曲はお話の伴奏ではなく、お話の内容の非言語的な部分だと説明した。
曲を聴いて、いろいろなことをイメージしてもらいたい。
今はラモーの新シリーズを練習しているのでこのDVDに入っている曲を聴くのは実は久しぶりだ。
演奏は、物語のシーンに合わせて弾き方を変えている。
ニテティスのオペラに挿入する時とはテンポも違っている。
ナレーションの声も、イラストも、みな心がこもっている。
すべて、
調布美術研究所のみなさんの手作りの共働作業で、このお話のテーマと重なる。
このお話は、一見、幸せの青い鳥探しのようで、子供たちの成長物語、大人になる通過儀礼の物語なのだけれど、「勇気を出して何かを努力して手に入れたこと」が大切なのではなくて、「自分以外の人を喜ばせたいという心に突き動かされて行動する」ことが本当の意味で「大人になる」ということだというのがメイン・メッセージとなっている。
私たちのトリオもそうやってずっと活動してきた。
来年は、2年前に宇部で子供のためのコンサートをした時にたまたま聴いてくださった山口県山陽小野田市の芸術顧問で作曲家の田村洋さんと一緒に新しいコンサートを企画中だ。
試聴版を見て聴いているだけで元気をもらえた。
多くの子供たちに聴いてもらえるのが楽しみだ。
フランス語版、英語版も作成予定なので、早くフランスの子供たちにも聴かせたい。