これは 今回 はじめて実物を見た河鍋暁斎のキリストの絵の部分。
『五聖奏楽図』と言って、十字架の下で仏陀やら孔子やらが楽器を弾いていて、キリストも十字架に釘打たれた手で錫杖みたいなものと扇を持っている。
全ての聖人は衆生済度のハーモニーを奏でるような意図で、キリスト教の禁令が解かれた時の、まあ好意的な理解だと思うが、突っ込みどころはたくさんある。暁斎のような天才にして、異国の宗教文化の図像的理解は簡単でなかったのだろうなあ。
キリストが苦しんでいないで、なにか憮然としているのが何というか、外れまくっている。
暁斎のような天才が本気で磔刑図を描いてたらさぞや迫力があっただろうなあと思うから、見てみたかった。