先日、はじめて巣鴨の刺抜き地蔵に行って来た。
原宿に住んでるのにどうしてわざわざ「おばあちゃんの原宿」に?と聞かれたが 、それは…おばあちゃんだから…?
その「おばあちゃん」らしさはなるほどいろいろある。
部分カツラの屋台で試着している女性がいたり、痩せて小柄なお年寄りが多いのになぜか大きめの下着がたくさん売られていて、「ご利益パンツ」とか「長寿パンツ」とか書いてある。
境内にある高島易断の占いコーナーには、原宿なら恋愛運ばかりなのに、「これからの人生と寿命 5000円」などと書いてあった。なるほどなあ。
その後で六義園に行ったのだが、ここも65歳以上150円の入園料で高齢者優遇。
年齢を証明するものを何も携行していなかったのだが、何も問われず顔パス。
高齢者でも敢えて普通料金を使うという矜持のある人もいるそうなので、その辺の自主性尊重なのかユルイのか分からない日本の空気はむしろ好感が持てる。
中では江戸の大神楽というのをやっていて、今までは寄席でよく見た芸のルーツ(もっと遡れば門付け芸だが)を、この季節にこの場所で見ることの楽しさを味わえた。
六義園の枝垂れ桜