お知らせ
先月日本で受けたフリーメイスンに関するインタビューがネットに配信されました。興味のある方はどうぞ。
前半
後半
フリーメイスンについては、言っておきたいことはもう『フリーメイスン--もう一つの近代史』(講談社選書メチエ)に十分書くことができました。
この本を書いた経緯については
私のサイトの本の紹介にあるコメントに書いてあります。
フリーメイスンの本のところまで遡って読んでください。
インタビューを申し込まれた方からは、このテーマについて新書を書かないかというお話が最初にありました。
普通は、このようなテーマをこのような形で出した後、もっとわかりやすくリライトして新書のような形で出すものだ、というようなことを言われました。確かに、この選書だけでは、俗流フリーメイスン陰謀論などに影響を与えることなどできないと思います。
でも私のこの本は、その前の『無神論』や『陰謀論に騙されるな』などと同じ路線にあり、今も続けている「普遍主義の実践の仕方」の模索(その中にフランス・バロック音楽もすっぽり入っています。そのことはメチエの本の中にも書きました)の一部なので、今はまた別の切り口で別のものを書いているところです。
返ると、感慨深いものがあります。
さて、大統領選の決選投票が二日後に迫って、マクロンのことをフリーメイスンだと言って攻撃するSNSが現れています。
マクロンが経済相の時にグラントリアン(フランスで最も大きいメイスンのロッジ)で講演したからでしょう。
今回の第一次投票のすぐ後で、グラントリアンのグランドマスターはすぐに、決戦でマクロンに投票するように呼び掛けています。
候補者の中で唯一のグラントリアンのメンバーはメランションでした。
そのメランションは、アンチFNですが積極的なマクロン支持は表明していません。