今回のフランスの大統領選では、中道のフランソワ・バイルーがマクロンを応援し、その後で法務大臣になり、スキャンダルのためにひと月で身を引いたなどの経緯から、このブログでも「バイルー」の名を何度も書いた。
テレビやラジオでもしょっちゅう耳にしたわけだが、やはり、はっきりと「ベイルー」と発音されることがあるので、10年前のことを思い出した。
サイトの「フランス大統領選について その2」(2007.4.3)の中に長々と書いている。
今回、思い立って日本語のネットを検索したら「バイルー」表記だった。
どちらにしても、普通のフランス人がバイルーとベイルーの違いを意識していないのは確かだと今回も思う。
10年前の記事にも書いたが、例えば「恵子」という日本の名前を外国でアルファベット表記をKeiko ケイコとされていても、eの上に横線があって長母音を示してケーコと書いてあっても、日本人はあまり気にしないだろうことと同じだ。
大学で日本語を習うフランス人にとっては、日本語では「え+い=えー」だと習うから、大問題だけれど。日本人が「け・い・こ」と発音すればそれは間違っているというかもしれない。
フランス語ではたとえばA+I=エと発音するのでアイではない。日本人のフランス語学習者ならしっかり気をつけるのと同じだ。
でもこういうのはもともと「音便」というやつで、フランス人は二重母音を嫌うのでこうなるわけだから、つづりが同じであるとバイもベイも同じように聞こえるのだ。不思議。