ウィーンのバロック教会の続き。
次はシュテファン大聖堂の近くにある聖ペーター教会。
ここも丸屋根。丸屋根率が多い。


元はシャルルマーニュの時代にさかのぼる。今の姿は18世紀初めににイタリア人の設計のバロック様式で、確かに派手で有機的だ。最近修復されたらしく奇麗だ。
今はオプス・デイが管理している。
オプス・デイといえば日本では『ダビンチ・コード』で有名になったので秘密のカルト組織みたいだが、カトリックに正式に認められた属人区(まあ聖俗問わない修道会みたいなもの)だ。創立者であるスペイン人のホセマリア・エスクリバーが、20世紀スペイン内戦時代の人であり、死後例外的に早く列福列聖されたこともあっていろいろ取りざたされたし、スキャンダルもあったのだ。まあ、カトリック右派に分類される。
この教会にも当然オプスデイの行事の案内などが置いてある。
ちょっとプロテスタント風に信仰と勤勉を奨励する雰囲気だ。
ここでも、修復のされ具合や、管理者が転々としたせいなどで、ババリアやプラハのバロックのような怪しい迫力が感じられない。ローマのバロックはもちろん壮大だけれど、「本家本元」の確信ぶりや政治臭があるので、それともまた違う。(続く)
(関係ないけれど、どの教会ももちろん正式には「聖」何とか、とつくのだけれど、その前にある広場の名は全部、アンナ広場とかカールス広場とか、ペーター広場といって「聖」がない。フランス語なら必ずくっついているし、英語でも多分、「セント」ルイスとか「サン」フランシスコとかいうから聖はセットになっているのになぜだろう。カテドラルでもサンクト・シュテファンが通称は「Stephansdom」だから、日本語ガイドの訳語もシュテファン大聖堂になっている。ローマならサンピエトロ大聖堂とかフランスでもサン・ミッシェル教会とかなのに。)