問7 天国で、愛する人たちに再会できるの ?
イエスはサドカイ派の人々に、「復活の時には、めとることも嫁ぐこともなく、天使のようになるのだ」(マタイ22,30)と答えています。天使とは「使い」です。私たちは関係性を生きる者として復活するのです。
Sekkoのコメント
このイエスの言葉は、未亡人になって複数の夫を持った妻が天国ではどの夫の妻になるのかというと問いに答えたものだ。この答えの後で、イエスは「『わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』とあるではないか。神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。」 とも言っている。
うーん、イスラム過激派が若者を自爆テロ要員にするとき、殉教者は天国で72人の処女に迎えられて云々という話を持ち出すというのはよく知られているが、確かに、そんな風に捻じ曲げられるよりは、「神は生きている者の神」と言い切る方が潔いかもしれない。
私のイメージでは天国ではようやく神に会えて神を賛美して、というのがあったけれど、個人的には確かに、別に神に会えなくてもいいや、と思う。
先に逝った懐かしい人々と会えるというのは魅力的ではあるが、永遠に一緒にいると再会の感激も薄れるような。
死後に関係性が広がるという感じの方が興味がある。つまり生と死で隔てられているようなあり方から解放されて全体性の中で生者とも死者ともつながりあえるのではないか、という予感。