3/20、去年から続く戦争でイエメン人が殺傷されている武器の一部がフランス製、戦争が勃発した後でフランスがサウジアラビアやアラブ首長国に売ったものだと判明し、「殺傷武器」を売った、フランス製武器が人を殺している、というのでアムネスティ・インタナショナルとACAT(拷問廃絶のキリスト教運動)という二つのNGOが糾弾している。
なるほど、武器輸出入のことを「防衛装備」輸出入と呼ぶのは、ただの欺瞞かと思っていたら、こういう「建前」の根拠になっているのだなあと思った。
国際法上はすべての侵略戦争は禁じられているので、今あるすべての戦争は防衛戦争という建前なのとセットになっているのだ。
アメリカのハイスクールでまた生徒による銃撃事件があったという。
犯人は警官の「防衛装備」である銃で殺されたようだが、教師に防衛装備を導入するハイスクールも出てきたとか。
小はナイフや拳銃から大は核兵器まで、素手では大した殺傷能力のない人間が「防衛装備」を駆使して結局は殺し合う構図はアルカイックで共通している。
文明ってなんだろう。