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御岳美術館で見た
高村光太郎の「手」。
《ロダンの『手』は「習作」だけれど私の『手』は「作品」だ》
と言っていたそうで、「天を指す」イメージで、それをインスパイアしてくれた観世音菩薩像の「施無畏の印相」の自然な手に宇宙を感じる驚きについてのコメントも引用されていた。
手は指の動きを生むし、踊りや楽器演奏にとっても、「全体」、そしてその「全体」をも超えるものとつながっているというのをあらためて思う。
これは高村光太郎自身の左手がモデルだそうだけれど、この親指の反り方、ギター演奏にぴったりだ。