御岳渓谷の続き。
寒山寺に寄った。お寺というよりお堂。
中国の寒山寺が是非日本にも建立をと言って釈迦像を明治18年に託してくれて、昭和5年に落慶したそうで、絶妙のロケーションにある。
中国の寒山寺は天台山三賢の1人で、寒山拾得で有名な寒山和尚が7世紀に
住んだ地にある寺の名前だそうだ。寒山自身は石穴に住んだそうで、後に文殊菩薩の化身と言われた。
中国寒山寺の詩碑の拓本を基にした碑がここにもあった。寒山拾得が見える。
中国人の訪問客もあるとか。
東京で滞在中のエリアも、関西で滞在していた心斎橋エリアも、外国人観光客の方が日本人より多いような場所ばかりなので落ち着かないけれど、こんなに幽邃な場所で中国とのご縁と遭遇すると、なつかしく風情を感じる。