フランスの国立印刷局Imprimerie nationale(パスポートは印刷するけれど紙幣は印刷しないそうなので日本のものとは少し違う)が「オリエント」の文字をこんなにプリントできますよという見本帳みたいなのを作っていて、漢字からヒエログリフ、古代マヤ文字までいろいろなものを出している。
読めないが造形的に美しいし、人間の「文化」の結晶の一つの形だとつくづく思う。
日本文字はない。漢字も楷書だけで、日本人の私から見たら特に美しくもない。
この印刷局のお得意さん(というか技術提携先?)にはペルーがある。
今の印刷技術はアートと工芸とテクノロジーの最先端が出会うところで刺激的だ。
日本のレベルはさぞや高いと思うが、マーケティングや売り込みをしているのだろうか?
オリエントの文字の見本帳を見せてもらった後で、それをまとめて図案にした見本を関係者からもらった。
私は美しい紙フェチで、どこに行ってもノートを買い込む人だから、嬉しい。
写真ではうまく見えないが周りに四角の型押しがある。
きれいな赤地に金のレリーフの文字だ。