前に、フランスの国民的(白人率多し)人気歌手だったジョニー・アリディの葬儀についてここに書いた。
で、なんと、彼の葬儀ミサのあった昨年の12/9以来、毎月9日に、マドレーヌ寺院で、追悼ミサが続けられているというのだ。2度ある平日ミサの昼の回が当てられる。(日曜日に当たるときは夕方の時もある。教区のサイトに12月までの予定が載っている。)
これは3月9日の映像。1月から、200,500,700人と参加者が増えていると言っている。
6月だけは誕生日の15日に変更された。
今は1000人くらいで、ジョニーの歌が必ず唱和される。
ジョニーの墓ははるか遠くの島にあるから、ジョニーの遺体と最後に同席できたこの教会に来ることで彼をしのぶと同時にファンの一体感を味わうのだそうだ。いわゆる「命日」は12/5だったから、「祥月命日」というわけではない。
普通は、平日ミサは50人くらいの参加者なのが、毎月9日は今や1000人が集まる。
で、普通のミサを「追悼ミサ」にしてもらうのは、普通は17ユーロが相場なのだそうだけれど、「これはジョニーの遺族に請求していません、教区からのサービスです」、と司祭は言っている。でも毎月この日に合わせて有給休暇を取って地方から来る人もいるくらいで、人々の熱は冷めない。「献金」収入は馬鹿にならないことだろう。
教区司祭は、自分はジョニーのファンではないけれど、やってくる人たちに平和と祈りの場を提供したいと言っている。
「私はカトリックとして生まれてカトリックとして死ぬ」とジョニーは言っていたそうだが、その暮らしぶりなど、とても「敬虔」というわけではなかった。それでも、胸に有名な銀の十字架をつけていた。

エレキギターを抱えたキリストだ。
このモデルはたちまち有名になって、ファンはこぞってそれをつけている。
こんなデザインでいいのか、という声に、司祭は、十字架に基準はなく、冒涜の意図などがなければいい。この十字架は十分キリスト教のものとして認められる、と言っている。
ジョニーのファンは、年配の白人のフランス人が多いから、カトリックの幼児洗礼を受けた人の率が高いだろう。だから、ミサに出る敷居は低い。ジョニーがプロテスタントだったりしたら困ったのだろうか。
雰囲気を観察するために一度行ってみたい、と、ちらっと思う。