「神の道」を歩く 三保の松原
令和最初の朝、「奇跡的」に晴れ間が出て、富士山も少し見えた。
部屋に届けられた新聞。静岡新聞と英字新聞。 ![]() ![]() ![]() ![]() テレビで、新天皇の車が通ると、沿道から「天皇陛下バンザーイ」の声が上がっているのを聞くと、アナクロニックな不思議な気がする。銀座のデパートで祝令和の酒がふるまわれたり、感動を隠せない人々を見るのも不思議。平成になった時はフランスにいたし、ネット環境もなかったので「代替わり」というものをオンタイムで見る。 TV で「このような平成をいただき、このような令和をいただき、幸せな国民だと思いました」というようなコメントを聞くと、天皇制反対のいろいろな論客からのツッコミが聞こえてきそうな気がする。 まあ、平成に変わった時は、私はいなかったから知らないけれど、「日本中が悲しみに包まれていた…」と形容されているのを見て、2日間は喪に服することが求められたとも知って、そんな「自粛」を強制されるようなムードよりは、まだお祭りムードの方がましだとは思う。 たいていの番組の構成は、なるほど、退位の日が前天皇の学友などがエピソード紹介、即位の日は新天皇の学友らによるエピソードなどに分けられていて、編集しやすいし、準備万端という感じ。 平成最後の日付けの入った御朱印帳は、久野山東照宮で、令和最初の日付けの御朱印は三保の松原の「神の道」が始まる御穂神社で、無事もらえたけれど、静岡で浅間神社に行くと、すごい列ができていた。奉祝天皇陛下御即位の幟。 並んでいる人々の話を聞くと、「三ヶ日は御朱印を集める、混んでいない護国神社に明日は行く、東照宮はロープウェイと拝観料がかかるから1500円はかかる、静岡の人口を考えると有名神社が少なすぎる」、などと言っていた。 「三ヶ日」というところがやはり正月のイメージだ。でも、日本の正月はあっさりと新暦にしてカウントダウンしている。ユニヴァーサルスタンダードでのお祭りだ。他のアジアの国がそれぞれの暦を守っていることに比べたら、伝統がどうとかいうのではなく、やはり、経済効果の大小で決めているのだろう。 5/1というのは日本的には半端だけど、フランスではスズランの祭りだし、ケルトのヨーロッパではメイポールダンスに残るような一年のはじめだった。 それでも、初詣ならなんとなく分かるけれど、令和の初日ということでしっかりとお詣りしている人たちの姿を見るのは不思議だ。 これは浅間神社にある二葉の葵。 御穂神社の子安神のところにはこういう穴の開いた柄杓が奉納されていた。「元気いっぱいの子が生まれますように」とあり、令和元年五月一日、予定日 令和元年 x月x日と日付けが。こういう気持ちはなんとなく分かる。 ![]() ![]() 神の道の松、三保の松原の海岸の松の枝ぶりは勇壮で、羽衣の優雅なイメージではなかった。しかも、どの松も、風や光の条件がある程度共通しているだろうに、みごとにバラバラで、いわゆる日本的な右に倣えの調和が全然ない。その言い訳のようにこんな看板が。まっすぐや曲がったものや、高き低き、など多様だけれど、三千の美人が一度に笑めるが如し、とある。 ![]() 昨日の雨は上がって、波打ち際も歩けたけれど、富士山は見えなかった。 三保の松原の黒い砂浜には誰かが石で描いた令和の文字が。 帰りの新幹線で飲むために買った静岡茶。透明で、キャップを緩めると中蓋が落ちてお茶が混ざる。 デパートの商戦には即位がどうとかいうより「祝新元号」とネーミングに特定したものもあって、それはクリスマスから宗教的含意を取っ払っても商戦が成り立つのと同じ仕組みなんだなあと思う。 大手神社は5/1は深夜まで朱印を発行していて、すごい臨時収入だと思うけれど、宗教法人で課税対象にならないのだとしたら「経済効果」には反映されないかもしれない。 久野山東照宮の御朱印と御穂神社の御朱印で平成と令和。
by mariastella
| 2019-05-07 00:05
| 時事
|
以前の記事
2026年 04月
2026年 03月 2026年 02月 2026年 01月 2025年 12月 2025年 11月 2025年 10月 2025年 09月 2025年 08月 2025年 07月 2025年 06月 2025年 05月 2025年 04月 2025年 03月 2025年 02月 2025年 01月 2024年 12月 2024年 11月 2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月
カテゴリ
全体
雑感 宗教 フランス語 音楽 演劇 アート 踊り 猫 フランス 本 映画 哲学 陰謀論と終末論 お知らせ フェミニズム つぶやき フリーメイスン 歴史 ジャンヌ・ダルク スピリチュアル マックス・ジャコブ 死生観 沖縄 時事 ムッシュー・ムーシュ 人生 思い出 教育 グルメ 自然 カナダ 日本 福音書歴史学 パリのオリパラ 人生観 未分類
検索
タグ
フランス(1373)
時事(819) 宗教(742) カトリック(665) 歴史(433) 本(314) アート(255) 政治(226) 映画(179) 音楽(158) 哲学(114) フランス映画(109) 日本(99) フランス語(96) コロナ(85) 死生観(63) 猫(56) フェミニズム(49) エコロジー(48) カナダ(40)
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||