4/25、久しぶりに宝塚を訪れる。
前にはなかったもの、
メイクコスプレ撮影館。スタートのツーショット合成写真館。
猫でスターたちを表すデザイン。
男役風のスタイルの短髪長身の女性と、女役風のフリフリ巻き髪のカップルの多さ。
こういうコスプレ風味は昔はなかった。というよりみんなが女役の側に立って、ひたすら男役スターを見ていたような気がする。

スターに会うために徹夜待ちをする人が今でもいるのだろうか。
ここではほんものの男は本当に異質だ。カップルはいるし、熟年夫婦も多少いる。
でも、男役の数の多いこの演目(オーシャンズ11)、ずらりと並んで踊る男たちを見ていると、ほんとに、今この瞬間、女性客はみんな「男なんていらないよなー」っていう実感を共有している感じだ。
4月なので口上と共に初舞台生のラインダンスを見られるのもラッキー。
「ロケット」という言葉も懐かしい。フレンチカンカンは流れなかった。
スターは真風涼帆。この人は、メイクもどちらかといえばあっさりで、鼻筋が長くて、壇蜜風。スーツの着こなしがまたいい。大胆にして繊細。
ヒロイン役も可憐で、客席出の時に私のすぐそばを通ったのを見ると、顔はもちろん、腕も真っ白で艶やかで、お人形みたいだった。
女性用のメインのトイレにも驚いた。どこかのドアの前で待つのではなく、手前で列を作って待ち、開いたところに順次進むのではない。トイレ内部が一方通行の道になっていて、そこを止まらずにゆっくり歩く。両脇に25のほどの個室がずらっと並んでいるので、歩いているうちに左右どこかが必ず開く。通路に出た途端にドアが開きすぐに入れる人もあれば、終わりの方でやっと開くドアに遭遇する人もいるのだけれど、最後までドアが開かずにUターンしなければならないことには絶対にならない。50の個室の平均利用時間と、通路をゆっくり進む人とのランダムな出会いをどう計算したのかはわからないけれど、この「宝塚方式」は世界にここ一つだけだろう。
2014年の100周年記念リニューアルでできた方式だというので、では私が前に宝塚に行けたのはもう5年以上前だということなのだろう。
劇場前には八重桜がまだ咲いていた。
巡礼の道である「花の道」の桜は葉桜だったけれど、はっとするほどの香りが立ち込めていた。まさに桜餅の葉っぱの香りだ。
でも、街並みは少し変わっていて、いつも帰りに寄っていた明石焼きのお店がなくなっていた。
駅前の像。
母が娘時代に通った場所、私や私の友人とも来た場所、バレー教室の先輩の初舞台を見に行ったこともあるし、その先輩がマリーアントワネットを演った『ベルサイユの薔薇』も観た。トリオのメンバーと最初に日本公演をした時も連れて行った。父が亡くなった後、毎年母と観に行くようになった。
私のいたバレー団の発表会の衣装で、宝塚の衣装のストックが使われたこともある。私も宝ジェンヌが使ったチュチュを身につけて踊ったことがあるというわけだ。
ファミリーランドやホワイトタイガーの思い出もある。
また行ってみたい。