ニーチェの言葉
覚書シリーズの続き
「人が愛によってなすことはいつも善悪の彼岸にある。」
ニーチェって、結構「純粋まっすぐ」君だなと思う。
問題は、「愛を施してやろう」というタイプの「愛によってなす」があることだ。
「愛によってなす」のは、「受けた愛を引き継いで渡す」とか「与えられている愛を分かち合う」といったタイプの時だけ、善悪の彼岸にあるのではないだろうか。
「真実の愛においては、魂が肉体を包んでいる。」
こっちは確か『偶像の黄昏』かな。
「肉体は魂の牢獄」というプラトン的な考えが広がるストア派のヘレニズム文化に彩られたキリスト教からビューリタニズムまで受け継がれた。それなのに、プロテスタントの牧師の子として生まれ、牧師になることを期待されていたニーチェって、最後は精神的に病んでしまうほどに、実は「霊的に健やか」な人だったんだなあ。