聖母御出現辞典の著者 Joachim Bouflet が La Vie No 3010-3911のインタビューで答えたものをメモ。
Q : 聖母御出現の研究に捧げられたのはなぜですか?
A : 1968 年の夏のことです。イタリアのサン・ジョバンニ・ロトンドでパードレ・ピオにお目にかかることができました。
私に祝福を与えてくださる前に、パードレは、サン・ダミアーノの御出現について話してくれました。それを本物だとは思っていないという話でした。
私はちょうどソルボンヌで歴史学を専攻の学生でしたので、パードレは私が興味を示すと思われたのです。私が現地に行ってみますと、すでに出回っていた大量の写真や奇跡の治癒や太陽の奇跡などと、現地で見たものに大きな違いがあったので疑問を抱きました。「御出現」という現象そのものに疑いを抱いたのではなくそれが信者にどのように伝達されていったかということに驚いたのです。現地で「司教からの回し者」と言われていた司祭が私を調査に加えてくれました。教会が御出現現象を識別するためには、事実関係だけを確認し、その事実の集積が、良い方向にも悪い方向にもいかなる「意味」をもたらすのかを見ることの重要性を教えてくれました。
この調査に夢中になりました。その後、様々な「マリオファニー」(聖母御出現)を分析することになり、パードレ・ピオが望んでいたように教会の役に立ったかと思います。
Sekko : パードレ・ピオって、自分自身が「奇跡」や「聖痕」など超常現象の塊の人で、列聖されるまでさんざん「不都合な人」として隠されたて来たことと熱狂的な「信者」に囲まれてきた人だけれど、本人は、頻出する「聖母御出現」に正しい警戒心を持っていたわけだ。