(前の記事の続きです)
Q : 「聖母御出現」の認定の段階というのはどうなっているのですか?)
A : 最初は、教会、正確には当該地域の司教が、御出現の超自然的起源について直ちに否定をしないことです。司教が否認、弾劾して、それがヴァティカンの教理省の認可された場合にはもう御出現に関する信心行為は認められません。(サン・ダミアーノ、ガラバンダル、ヘロルツバッハ(ドイツ)などがそうなりました。
第二段階は、教会が、御出現の真正さを認定しないままで、巡礼や典礼を許可するものです。(新たな場所でなくもともと巡礼地であったような場合が多い)
三番目は、御出現の公式認定です。13例しかありません・ベルギーのボーランやルワンダ、アルゼンチンなどです。というのは、そもそも聖母御出現の公認というシステムが19世紀後半以降にできたものだからです。1848年のラ・サレット以来、教会法的な判断が、列福や列聖を決める教会法をモデルにして編み上げられました。合理主義科学主義を前にして、教会は、信仰と理性は対立しないことを示す必要に迫られたからです。
Sekko : これに比べると、もっと後の、20世紀に現れてきたような新宗教やら新新宗教の方が、科学主義や合理主義に忖度している様子はない。占いや風水と同じで、「合理脳、科学脳」とは別枠の、いつも変わることのない人々の情緒的で実存的不安な心理をケアしたり利用したり、それにつけこんだりしている。時として危険だ。
カトリック教会は、「老舗」宗教の中でも、驚異の新陳代謝や進化を遂げていて、いろいろな基準を「成文化」して残しているからいざという時に信頼できる。縁故や票田やビジネスなどへの「抗体」ができているのかも。