最初に、十字軍とテンプル騎士団の歴史を再現したミュージアム部分の建物に入る。入場料は全敷地散策込みで7ユーロ。
ミュージアムだけでなく敷地のいろいろなところを回りながら解説を聞けるイヤホンガイドも借りた。1-22がミュージアムの部分。
ショップには子供が喜びそうな「騎士」グッズやフィギュア―などいろいろ並ぶ。これは子供コーナー。フィギュアで、これは、兜にドラゴンが乗っている。これではさぞ重かったのではと思う。馬もなんだかかわいそう。文房具フェチの私の買ったグッズはこれ。もちろん資料も買った。テンプル騎士団の話はカタリ派と同じく一度まとめて書いてみたいテーマだ。十字軍は時代によってもいろいろ変わるし、今では、狂信的な聖戦集団の代名詞にもなっているし、カトリック教会などは21世紀に入る前に過ちを認めて神にも謝罪しているくらいだ。でも、テンプル騎士団の実際の暮らしをここで見ていると、本気で殉教するつもりだったのだなあと分かる。
イスラム過激派ジハードのテロリストを洗脳するのと同じレトリックが刷り込まれていることにはある種の感慨を覚える。時代や環境や情報量と質がまったく違うし、今は政治的、経済的な格差や搾取の構造をベースにした「洗脳」なので、比べることはできないのだけれど。
2015年の「シャルリー・エブド」テロの共犯者の公判が始まったばかりなのでいろいろ考えさせられる。
「神」と「適切」な距離を保つのは、いつも、そう簡単なことではない。