友人のうちからレンヌに行って、2月の旅行の時に気に入っていた同じホテルに泊まった。こういうSPAがついている。
ジャクジー、サウナ、ハマーム、ジェットバスなどついていて、予約制の貸し切り。
新形コロナウィルスは、海やプールなどの水では感染しない、とバカンス前に言われていたから、一応安心して楽しみにしていたのだけれど、2月はまったく貸し切り状態だったのに、今回は何組かがいっしょだった。確かに、2月はシーズンオフだったから、夏は、たとえば10人まで、とかなんだろう。
それでも、ゆっくり楽しめた。
でも、次の日に泊まった海辺のホテルでは、感染を防ぐためにという名目でSPAが閉鎖されていた。そうなると、なんだか、途端にこのレンヌのホテルでのSPAが大丈夫だったのか気になり始めた。(ブルターニュは感染者が増えていた時期で、その日から10日ぐらいはなんとなく心配だったけれど、結局なにごともなかった。)
2月にはレンヌの教会をいろいろ回ったのだけれど、美術館のことしかこのブログにアップしないままに半年も過ぎた。今回のレポートの後であらためて書くことにする。
で、今回はレンヌの後で行った海の話にうつる。
前回も訪れた海の見える家。。もう何十年もいろいろな思い出のある家だ。
夏の終わりなのに紫陽花が咲いていた。
その後でコート・ダルモールの海辺のホテルに向かう。
私の母は、年に一回は海を見ないと具合が悪くなる、といつも言っていたけれど、私も、今回の外出規制とそれに続く「引きこもり」の後でようやく「海」にたどりついて、本当にすがすがしい思いがした。世界各国がロックダウンしていた期間、TVでは毎日のように、人気のないタージマハルだとか、モン・サンミッシェルだとか、誰もいないヴェニスだとか、普段では見られないいろいろな映像を流していた。広大な山脈や広々とした海もあった。でも、「本物」の空気とは全く違う。「そこにいて同じ空気を吸う」ことの代え難さをつくづく思う。
海辺のホテルに泊まり、夕方、海岸を歩いてクレープの店に行く。